英会話スキルの必要性を痛感した日

私の職場は東京都千代田区にあります。とある土曜日、夜11時を過ぎて退社。残業で終電ギリギリで帰宅するところでした。地下鉄を使うため駅構内に入ろうとした時、ある男性に呼び止められました。都内ですが深夜のため周囲はひっそりしています。しかも呼び止める声は「日本語ではない」ことだけは分かりました。少し怖さも感じましたが、あまりにも熱心に声を掛けてきたのでとりあえず話を聞いてみました。

私を呼び止めたのは30代中盤くらいの男性。少し話を聞いているうちに「英語である」ことが分かって来ました。でも「何を話しているか」は全く分かりません。

よく見ると少し離れたところにベビーカーと一緒に立っている女性がいました。どうやら夫婦のようです。道に迷って帰れなくなってしまった様子でした。時間はもう夜の11時30分…大げさですが、男性にとっては私が「ラストチャンス」だったかも知れません。私を逃したら帰れなくなるかも…私は「ワンモア」を繰り返し男性の話を何度か聞き、とにかく拾える単語がないか探りました。

すると「サブウェイ」と「ササヅカ」と言っているのが分かりました。笹塚は京王線の駅名です。たまたま私が乗る電車と同じだったので「ウィズミー」と言って目的のホームまで連れて行きました。夫婦は最初やや怪訝そうでしたが、ホームの掲示に表示されていた「笹塚」という漢字は読めたようで、それを見て喜んでいました。

「人助けできてよかった」とは思いましたが、会話は全く成立できず、自分の英会話スキルのなさを痛感しました。よく「日常会話レベルの英会話」と言いますが、日常会話とまで行かなくても、道案内くらいはできるレベルでありたいと思った今回の経験でした。